中日"夢"サークル平成15年12月13日新聞掲載分

篆刻講習会」に30人が抽選参加しました

第22 回 中日 "夢" サークル
「篆刻講習会 ”私の印”作り」
12月3日開催

中日新聞販売店と尾北ホームニュースは、共催の地域事業「中日”夢”サークル」の第22回講習会「篆刻講習会」を3日、大口町健康文化センターほほえみホールで開催しました。講師は福西史呂さん=犬山市羽黒。

【講師/福西史呂さん

参加者30人は始めに福西さんから篆刻についての説明と、使用する道具とその使い方についての説明を受けました。 篆刻は「印を石に彫ること」。今回の夢サークルで参加者が彫る印は「白文」といい、紙に押したときに朱色の中に白い文字が彫られている印です。
福西講師から説明
を受ける参加者
彫り印の修正をし
てもらう参加者
彫り後の印チェックを
してもらう参加者

また、初心者には難しい、彫る文字を石に書き写す作業を簡略化するため、油性のマジックを使って文字を石に写す「マジック転写法」を採用。申し込み時に希望した文字のうち漢字一文字を約2cmの石に転写し、印刀を用いて彫りました。

参加者の声 「早速、年賀状に使うわ」
参加者のほとんどが篆刻は初めて。「先生に失敗しても削ればいいと言われて気が楽になりました。テレビで篆刻教室をやっているのを見て自分には難しいかなと思っていたのですが」と大脇正恵さん=江南市和田町。名古屋の百貨店で展示会を見てやってみたいと思っていたという松井せつ子さん=大口町余野=は「汗が出ますね。彫りだすとどんどん夢中になりそうです」。もらう年賀状に押してあるのを「かっこいい!」と思っていた近藤文子さん=扶桑町高雄=は「石がこんなに軟らかいとは思わなかったですね。
ことしは年賀状に使います」とにっこり。「はみ出した所も味わいがあっていいですよと先生に言われました。絵手紙を描いているので、作品に押します」と佐藤千志子さん=大口町伝右。俳画を描いている酒井正行さん=江南市江森町=と、習字を習っている奥田康雄さん=犬山市羽黒=は「自分の作品に自分で作った印を押します」。水墨画を習っているという山田一恵さん=犬山市犬山=も「消しゴムで作っていましたが石で作ると雰囲気が違います。作品に押しますね」と話していました。


戻る