ー拡大版 花ごよみ Vol.34ー
春爛漫 桜を愛でる (H29.03.17掲載)
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「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」と詠まれるほど、人々に愛され魅惑し続けてきた桜。間もなく咲き始める桜の名所を、近辺で見ることのできる桜などの説明とともにご紹介します(紙面で「桜マップ」を掲載)。 |
桜はバラ科の落葉樹で、桜と言えばまずソメイヨシノが思い浮かびますが、ソメイヨシノは江戸時代に品種改良された桜。人の手を加えず地域の自然の中で生きてきたものを「野生種」と言い、日本の桜の野生種は、ヤマザクラ・オオシマザクラ・オオヤマザクラ・カスミザクラ・エドヒガン・タカネザクラ・チョウジザクラ・マメザクラ・ミヤマザクラ・カンヒザクラの10種類。日本にはこれらをもとに400~600種類の桜があると言われています。
●カンヒザクラ・寒緋桜
ソメイヨシノが育たない沖縄などで広く植えられ、花やがく筒は赤く、下向きにあまり広がらない形で咲く。木曽川扶桑緑地公園のサイクリングロードにもある。
●カワヅザクラ・河津桜
早春に淡紅色の大きな花を咲かせ、静岡県河津町では2月に満開。カンヒザクラとオオシマザクラの雑種と考えられ、犬山市の半ノ木川で約50本のカワヅザクラが咲き始めている。
●エドヒガン・江戸彼岸 春の彼岸ごろに咲くことから「彼岸桜」とも呼ばれる。古くから神社や寺の境内に植えられ、老木や大木も多い。花の後に葉が開き、がく筒のぷっくりとした膨らみとくびれが特徴。木曽川扶桑緑地公園で見られるほか、有名な岐阜県根尾村の薄墨桜もエドヒガンで、山名小学校にはこの薄墨桜を継ぐ桜が植えられている。
●弥陀桜(江南市前飛保町、曼陀羅時)
書院に面した庭園にある江南市指定天然記念物。樹齢約300年の大木で、その美しい姿から弥陀桜と呼ばれる(拝観可)。
・・・続きは紙面をご覧ください。 |
江南市消防本部は「住宅防火ワンポイント講座」を3日、第3子育て支援センター(愛知江南短期大学内)で開催(写真右)。子どもたちが遊ぶ中、20人ほどのお母さんが「少しの意識があれば火災から家族を守れます」と、火災を起こさないためのワンポイントを学びました。(一部を紹介) |
◇オール電化でも安心は禁物
電気ストーブやハロゲンヒーター、ファンヒーターにも危険が 電気ストーブに膝掛けが当たっていたり、ハロゲンヒーターの電源が入っている事に気付かず衣類をこがしたり、ファンヒーターの隙間に小さなおもちゃを落としたことに気付かず煙が出たりなど、思わぬ事故が。
IHコンロで揚げ物中の事故 天ぷらや揚げ物を調理中、油から炎が上がり周囲を焼損し、跳ねた油でやけど。天ぷら油が加熱され発火したことによる事故で、原因として「底の反った鍋を使い少量の油で調理」や「市販の汚れ防止シートを使用し通常モードで調理」などが。揚げ物中は絶対にその場を離れず、必ず揚げ物モードを使用。油は規定の量を入れ、底に反りや変形のないIH対応の鍋。汚れ防止シートを使うときは説明書に従って正しく使用を。
◇鍋から炎が上がったら 鍋から炎が上がっても決して水を掛けてはダメ!古いシーツやバスタオルなどを水につけてしずくが垂れない程度に絞り、手前からゆっくり、鍋の縁から火を覆うように掛け空気を遮断。また、スプレー式簡易消火具(約20㎝)の常備を薦める。
◇グリルからの出火に注意 グリルに火が付いていることを忘れそのままにしていたところ、グリルの受け皿にたまっていた油や油かすに火がつき排気口から炎が。コンロ周りとともにグリルの中も掃除をして汚れをためないように。
◇コードやコンセントからの出火も コンセントなどに長時間プラグを差し込んでいることでほこりがたまり、そこに湿気が加わりやがて発火するトラッキング現象やたこ足配線、コードを束ねるなどショートによる火災も。 時々プラグを抜いて掃除し、プラグやコンセントが熱くなっていたらすぐに使用をやめ点検を。
◇住宅用火災警報器点検も忘れずに 火災から命を守るためにも寝室や台所、階段など住宅用火災警報器の設置が大切。設置後も、電池切れや正常に作動しているかを確認するため、定期的に警報器についているひもを引いたりボタンを押したりして定期点検を。
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