仏壇の基礎知識シリーズ22・・・ここが知りたい



●家族そろって新年のご挨拶を!

仏教では新年を迎えて、新たな気持ちで仏様の前で手を合わせ、1年の平安を祈ることが慣わしです。お正月らしく若松や若竹に梅や千両、寒菊などをあしらった吉祥花をお供えした家庭も多いでしょう。普段から、お仏壇にはろうそく、線香、花を飾るのが一般的です。ろうそくの明かり「灯明」は、仏の智慧(ちえ)を表し煩悩の闇を消す功徳があるといわれ、線香の香りは部屋の隅々まで行きわたることから、仏の慈悲が区別なく与えられることを表すとも。花は仏の慈悲を表すといわれ、故人の好きだった花など美しい花を、心を込めて飾ります。花で飾られた本尊と対面することで心が清らかになるともいわれます。ほかにも宗派によりお茶や水、ご飯やお菓子などをお供えします。それは本尊や故人、そして先祖と共に生活をすることを意味し、仏教では「供養する」といいます。


※このシリーズは協力企業各社提供の資料に基づいて掲載しています。


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