葬儀の基礎知識 シリーズ08・・・ここが知りたい


「弔辞」は、最後のお別れの言葉 
            自分の言葉、文章で
 
弔辞とは、告別式で故人と親しかった友人・知人が、故人に語りかけるように、故人の死を悼み、別れを告げることです。あらかじめ作成したものを読むことが一般的。ご遺族から弔辞を依頼されたら快く引き受けましょう。心が伝わるように自分の言葉と文章で書き、忌み言葉「また、再びなど」は使わないように気をつけましょう。長さは約3分、1200文字ほどが目安です。

〈作成例〉
(1)故人へ呼びかける言葉で始める。「○○さんと呼びかけても、もう何も答えてくれないのですね」など。
(2)悲しみの言葉を述べる。「突然の悲報に接し、誠に痛惜の念でいっぱいです」など。
(3)故人との関係を明らかにする。「○○君とは小学校からの親友で」など。
(4)故人の人柄を振り返ったり、功績を称える。形式的な文章より故人との具体的なエピソードを紹介します。 
(5)誓いの言葉や励まし、慰めの言葉をかける。「残された私どもが精いっぱい生き抜くことが、○○氏のご遺志を継ぐことになると思います」など。
(6)結びの言葉。「このうえは、あなたが安らかに眠られることを衷心よりお祈りいたしまして私のお別れの言葉といたします」など。
 
弔辞を読む際の注意点は、語りかける口調で。早口にならず、参列者の方全員に聞こえるように読みましょう。




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