仏壇の基礎知識シリーズ07・・・ここが知りたい



●お仏壇の置き方
    置く部屋、置き場所、向き
お仏壇を置く部屋、置き場所、向きには特別な決まりはありません。居間や寝室に置いて日常生活と密着させるのもいいでしょうし、居間や専用の仏間などに置いて、日常から少し切り離して特別な意味を持たせるのもいいでしょう。一般に金仏壇や唐木仏壇は和室に、家具調仏壇は洋室やモダンデザインの和室に置くイメージがありますが、あまり先入観を持たずに考えてみましょう。上置き型の小さなお仏壇なら、家具の上に置くことができますし押入れを改造して仏間にする方法もあります。直射日光が当たらず風通しが良く、湿気のない、冷暖房の風や熱が直接当たらない場所が、お仏壇の置き場所として適しています。向きについては極楽浄土のある西に向かって拝むために、東向きに置く人が多いようですが、これも一つの考え方です。神棚を同じ部屋に置いてもかまいませんが、神棚と向かい合わせにすると、どちらかを礼拝する時にもう一方に尻を向けることになるので、避けた方がいいでしょう。それぞれの自宅の事情がありますので、置くのに適した場所、お参りしやすい位置を考えて設置してみてください。ただ、お仏壇の高さは正座して目よりも少し高い位置にご本尊やお位牌がくるようにするのが良いでしょう。
 





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