仏壇の基礎知識シリーズ02・・・ここが知りたい



●お仏壇の種類と選び方
お仏壇には伝統的な形式で造られた伝統型仏壇と、現代的な家具調仏壇があります。伝統的仏壇は全体に黒の漆塗りが施され、内部に金箔が貼ってある金仏壇と、黒檀や紫檀といった銘木の美しい木目を生かした唐木仏壇に分けられます。ご自身の家の宗派や地域によって、選ぶお仏壇は決まってきますが、それ以外の仏壇を選んではいけないという決まりはありません。 
【金仏壇】「塗り仏壇」とも呼ばれています。白木を素地に漆やカシュー(合成樹脂塗料)などで仕上げた後、金箔や金粉で装飾を施した仏壇です。宗派によって形状・内部のつくりが大きく異なり、特に浄土真宗本願寺派(西本願寺)、真宗大谷派(東本願寺)、高田派の各派は様式の違いが顕著です。産地によっても特徴があります。この地方の名古屋仏壇は通商産業省から「伝統的工芸品」の指定を受けています。台の部分が高く「まくり」を備えていること、豪華な構造が特徴です。
【唐木仏壇】黒檀や紫檀、ケヤキや桑などの銘木を使い、木材の木目を生かして造られています。宗派による形の違いはありませんが、あっさりとした造りの東京仏壇、内部が三方金で飾られた大阪唐木仏壇など地域によって違いがあります。
【家具調仏壇】日本の都市型住居に合うようにデザインされています。様々なデザイン・スタイルがありますので、家の間取りや環境、故人の好みやイメージで自由に選ぶことができます。
※このシリーズは各社提供の資料に基づいて掲載しています。
 




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