葬儀の基礎知識 シリーズ02・・・ここが知りたい


●葬儀の準備も思いやり 自分らしい葬儀も可能に

自分の葬儀を自分で行うことはできませんが、自分らしい葬儀を望むなら、葬儀を委ねる相手に、どういった内容で行いたいのかはっきりと伝えておくとよいでしょう。同居している家族以外にも自分の意志を伝えておくとスムーズに進行します。家族だけで決めて行った結果、遺族がつらい立場に立たされたり、争いのもとになることは本意ではないはずです。葬儀について生前に決めておくことについて「死んでしまえば、自分には何もわからない。残った人で好きなようにしてもらえばいい」という人もいます。現実には悲しみの中にあって、どうしたらいいかとまどってしまうことも少なくありません。ひたすら無難に済ませるという結果になりません。ですから、できるだけ具体的に言い残した方が残されるものに対し、親切で思いやりがあることが多いのです。考えるだけでなく、伝えることが大切です。また、病気になったり年を重ねてくると死後の話など家族の話題にしにくくなるので、元気なうちに話し合っておくのがいいでしょう。葬儀内容のほかにも自分の人生を振り返りながら、家族や友人、知人に残して伝えたいもの、あるいは廃棄したいものを整理しておきたいものです。





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