 「パソコンは便利なもの、そして楽しいものです。生活の中でうまく利用できるよう、お手伝いするのが仕事です」と話すのは、本紙『パソコン知っ得講座』でもおなじみの㈱ホワイトベアー代表取締役、加藤博美さん。同社は今年、創業10周年を迎えました。江南市飛高町栄でパソコン教室「ホームコンじゅく」を開塾するとともに、一宮店＝一宮市宮地＝ではパソコンの修理や設定、販売などを行っていましたが、10周年を機に10月１日より「ホワイトベアー」江南教室に教室名を変更することになりました。パソコン教室を始めるようになったきっかけは「自分は会社員には向いていない」と、20年間勤めた会社を退職したことです。実は、パソコン教室を開きたかったという夢や目標があって、独立したのではありませんでした。20歳のころからパソコンを趣味としてきたことから選択肢の一つ、とは考えていたと言いますが、たまたま日本最大級のパソコン教室「ホームコンじゅく」のオーナー募集を目にしたのが直接のきっかけでした。日曜大工も趣味として続けていましたので、あるいは木工関連の仕事に就いていたかもしれません。その腕前は本格派。何しろ、教室となっているログハウスは加藤さんの手によるものですから。現在、パソコン教室に通う生徒さんは、大学生から70代、80代のシニア世代まで、年齢層も幅広くなっています。中には開塾当初から10年通っている生徒もいるそうです。それは教室がパソコンを学ぶ場としてだけでなく、交流の場となっているからです。
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| 加藤さんが造ったログハウスの教室 |
加藤さんの人柄もあるのでしょう。時には授業そっちのけで世間話に盛り上がってしまうことも。また、カリキュラムコースと別に、こんなことをしてみたいという自分のやりたい内容を学べるフリークラスがあるのも魅力となっています。パソコンは有用で便利な反面、インターネット犯罪などの問題もあり、それらから子どもたちを守れるよう、保護者もパソコンについて最低限の知識が必要と、加藤さんは話します。「今後はそうした啓もう活動なども視野に、地域に貢献できる塾として、長くパソコンを楽しんでもらえるような環境づくりを目指していきます。興味のある方は大歓迎です。体験は無料ですので、一度教室にお越しください。一緒にパソコンを楽しみましょう」。 |